私にとって人生で初めての犬との生活は、噛む、唸る、飛び付く、体を触らせない等、問題行動のすべてがきれいに揃った、すでに5歳のポン太でした(苦笑)。

まず理想と現実のギャップに大きく動揺。特にハウスを触ると尋常じゃないぐらい激昂し、手がつけられない状態に。まさに野性味溢れるフレンチブルドック。

このままでは普通の生活にも支障をきたすし、誰とも仲良くなれない孤高の生活はポン太の犬生にとっても可哀想だと思い、すがる思いでチカ先生にお願いしました。

これまでごはんを前に“おすわり”、“待て”ができることだけが躾だと思っていた私たちにとって、チカ先生のトレーニングは目から鱗がボロボロ。

特にハウストーレーニングはハードなものでしたが、どれだけ厳しくトレーニングをしてもポン太はチカ先生とアイコンタクトを取り始め、どんどん顔つきが変化していきました。

そう、まるで魔法にかかったように。犬にとって絶対的なリーダーの不在が、これまでどれほど不安で神経質にさせていたのか、ということを肌で感じた時間でもありました。

チカ先生から学んだこと、実はポン太のトレーニングじゃなく、私たち飼い主の姿勢だったように思います。

犬の生まれ持った性格は変えられませんが、その性格を躾でコントロールするのが人間と犬とのベストな関係だということを学びました。

ポン太は現在8歳。今も体を触られるのが苦手だし、まだ悪癖もありますが、互いに暮らす中での“いい距離感”をようやく掴めてきたと感じています。

また、肝心な時こそ基本中の基本である“伏せ”、“待て”の重要さを身にしみて感じているので、毎日の地道なトレーニングは欠かせません。

チカ先生との出会いは、何歳になっても犬の可能性を信じること、犬との関係を変えられることの大きな気付きとなりました。

 

…でも正直に申しますと、チカ先生と出会うまで“犬のトレーニングなんて一部のお金持ちの人がお願いすること”だと思っていました(笑)。

穏やかそうな老夫婦が落ち着いた様子でワンチャンをお散歩させている様子もたくさん見てきましたので、自分たちで躾を!と。

でも今はチカ先生や動物病院の先生などプロの方々のアドバイスをとても頼りにしています。

困った時にすぐ相談できる関係に感謝して、ポン太との生活を楽しんでいます。