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いつかは犬を飼いたいと思っている人の中には、

仕事が忙しく、そのいつかが一体いつ来るのか、いや一生来ないんじゃないかと

半ば諦めている方も多いのではないかと思います。

 

私もそうでした。

それでも「いつか」が叶うといいなぁと思い、

都内から茅ケ崎のワンコOKの家に引っ越してきたのが

私のできる精一杯でした。

 

引っ越して2年が経ち、

知り合いのチカ先生から送られてきた1匹のワンコの写真。

「この子と生活してみない?」

チカ先生がトレーニングをしていたワンちゃんで、

お子さんのアレルギーにより

そのご家庭では飼い続けられなくなってしまったのだといいます。

 

「めっちゃかわいい!でも今はとても無理そう。

帰るのは夜遅いし、毎日お留守番で可哀想な思いをさせてしまう」

 

そうお返事した3ヶ月後、

またチカ先生から同じ子の写真が送られてきたのです。

「ベルちゃん、お留守番も大丈夫。チェック済みだよ」とチカ先生。

私はこんなにかわいい子にまだ飼い手がついていないことに驚き、

トライアルで1週間、生活をさせてもらうことにしました。

 

そして、ベルは家に来ました。

はじめの1週間はもう大変です。

仕事をしていても気が気でなく、大慌てで家に帰って無事を確かめる日々。

お互い探り探りの2人暮らし。

 

トライアルに2週間、3週間と猶予をもらい、

何とかいけるかなと思って、ベルはそのまま家に来ることになりました。

日が経つにつれ、少しずつ生活のリズムは整っていきましたが、

はじめの3ヵ月は、お互いに緊張していてチカ先生が笑うほど、

よそよそしい2人(一人と1匹)でした。

 

今日でようやく5ヶ月。

お留守番中は、ハウスで眠って待っていてくれますし、

私が出掛けようとすると自分からおしっこに行ってお水を飲み、

ハウスする準備を始めて、お留守番がストレスになっている様子もありません。

 

もちろん、途中ワガママな性格が開花したり、

無駄吠えを始めたり、大阪へ帰省する新幹線車内で吠える事件など

問題は次々と出てきましたが、

その時は一つずつチカ先生が一緒に対処法とトレーニングを見出してくれています。

今では電車にも安心して一緒に乗ることができています。

 

ベルはチカ先生が大好きで、先生が来てくれると大喜び。

次に何を言われるのか、真っ直ぐに先生の顔を見上げます。

私が感心してすごいねなどと言うと、

チカ先生はこれを

「言葉を持たないわんちゃんは、人間がかもし出しているオーラみたいな、

目に見えないものを感じることができるから、分かりにくいかもしれないけど、

オーラを出してみて」とおっしゃいます。

 

私がリーダーだよ!と伝えるオーラ。

今は待てだよ!動いちゃダメだよのオーラ。などなど

 

チカ先生はワンコを褒めるのも飼い主を褒めるのも上手。

みんな一瞬で魔法にかかってしまいます。

 

一人暮らしで犬との生活を始めたい、けど…という方は、

一度相談されるといいと思います。

 

おそらく犬種によって飼いやすい/飼いにくいはあるでしょうし、

個体による性格もあるでしょうし、

飼い始めるところからアドバイスを受けて、一緒に生活を始めてもらうなら、

これほど心強いことはありません。

 

きっと皆さんの不安を一つずつ、

解きほぐしてくださることと思います。

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